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ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たち本ダウンロード

ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たち

によって 富田 京一 (監修)

ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たち の本の表紙


4 5つ星のうち(1人の読者)

ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たち本ダウンロード - ほ乳類から両生類、魚類まで、さまざまな脊椎動物骨格標本を取り上げ、骨のつくりや生態をQ&A方式でわかりやすく解説。3は、アシカ、クジラなど、世界各地の海や海辺で見られる10種類の動物を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たちの詳細

本のタイトルホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たち
作者富田 京一 (監修)
ISBN-10978-4-284-20167-4
カテゴリ児童書・絵本の通販
ファイル名ホネからわかる-動物ふしぎ大図鑑-3-海の動物たち.pdf
ファイルサイズ21.86 (現在のサーバー速度は25.64 Mbpsです

以下は、ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 3 海の動物たちに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
―決して小学生向きだけではない。親子で共に楽しむことができ、そして大人も知るところ大であろう。― ** 骨格は、その生物の生態能力を如実に表している。しかも骨格には生物進化の痕跡までも見て取れる。そして、骨格は美しい。ちなみに医学や獣医学の解剖学で最初に学ぶ大きな項目は「骨学」である。代表的な海の脊椎動物の骨格と、生態について説明している本書は、『ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑』シリーズのひとつで、『日本の動物たち』、『世界の動物たち』に続く第3巻だ。本書で大きく取り上げられている生物種は11種だ。「ヒト、アシカ、シロナガスクジラ、ラッコ、アカウミガメアホウドリ、ペンギン、ヒラメ、ネコザメ、アンコウ、マンボウ」の骨格が写真で示されている。図鑑としての生物数はそれほど多くはないように思われるかもしれないが、それだけに深く読み込むことができるだろう。本書の構成はなかなか良くできている。Q&A形式を活用して興味を引きながら、ある生物の骨格を見開きで示し、次の見開きでその生態を解説する。文中の漢字には振り仮名もふってあり、興味があれば、小学校低学年からでも十分読むことができよう。だが、侮ってはいけない。この本は決して「小学生向き」だけに作られていないのだ。どの写真にも解説が添えられているが、よくぞその説明を選んだ、と言わんばかりの濃縮した学術的文章が綴られているからだ。そこかしこにさりげなく専門用語も使われている。一例をあげれば、マッコウクジラの頭骨の解剖学的特徴と潜水能力について(p.14)、わずか111文字で端的に解説している。その中で、頭骨がへこんでいる理由や、メロン、鯨蝋と言う用語が用いられ、上顎に歯がないことにもきちんと触れている。全編に渡り、どの解説も同程度の文字数でそれぞれに専門性の高い内容だ。そして、いくつか組まれている特集で、先の11種に関連する他の種との立派な「比較動物学的」解説が加えられていることにも注目したい。この特集では、これまでなんとなく理解していたような知識も確認できる。例えば、サメとエイの関係、クジラとイルカとの関係、アシカとアザラシの違い、といった事について、単に答えを示すのでなく、骨格構造を切り口にした解説を添えてある。さらに良く読むと、骨格構造と生態機能の解説とをきちんと対比させていることに気づく。ゆえに、少し面倒でも骨格と生態を示したそれぞれの見開きを行ったり来たりしながら読むことをお勧めしたい。この構成を理解するほどに本書の価値はより高まることになろう。骨格の機能は自ずと美とつながっていく。骨格の美的な側面にもっと触れたければ、 『動物の骨格と機能美』を開くといい。モノクロームの陰影にストイックに浮かび上がった骨格像が最高に美しく撮影されていて、何度見ても飽きないだろう。本書は55ページというボリュームながら、海の生物たちの骨格そのものの構造や、餌を捕る、食べる、泳ぐ、動く、呼吸するといった生態について、骨格を通して理解することができる。本書は親子共に楽しむことができ、そして大人も知るところ大であろう。